2018年11月15日(木)

21年春入社の面接も6月解禁 連絡会議「大勢一致」

経済
2018/10/15 19:40
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政府は15日、2021年春入社の学生の就職活動の時期を決める「就活ルール」について、関係省庁で議論する連絡会議の初会合を開いた。これまで独自の指針を定めてきた経団連や、学生への配慮を求める大学側も参加した。説明会を3月に解禁し、面接を6月に始める現行の日程を維持する方向で大勢で一致した。29日に開く次回の会合で正式に決める。

就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議であいさつする古谷一之内閣官房副長官補(左)(15日午後、東京・永田町)

会議には内閣官房と文部科学省、厚生労働省、経済産業省が参加した。古谷一之・内閣官房副長官補は「学生が抱える不安を解消し、学習時間を確保しながら安心して就活に取り組めることが喫緊の課題だ」と述べた。

経団連と国・私立大で構成する就職問題懇談会(就問懇)も関係者として出席した。経団連は企業活動のグローバル化やIT(情報技術)化が進展するなかで多様な人材の確保が必要だと訴えた。そのうえで就活には一定のルールが必要だとの意見も示した。就問懇は学生に混乱が生じないよう政府の対応を求めた。

21年春入社の学生を対象とするルールは政府が主導してつくる。大学3年生の3月1日に説明会を解禁し、大学4年生の6月1日に面接を始める現行の日程を踏襲する方針。22年春入社以降の学生が対象のルールは19年度以降に改めて議論する。

就活ルールはこれまで経団連が「採用選考に関する指針」として定めてきたが、中西宏明会長が9月に「経団連が採用の日程に関して采配すること自体に極めて違和感がある」と発言。10月9日に21年春入社以降の学生を対象とする指針は作らないと発表した。

指針には拘束力がなくルールに先がけて採用活動を進める企業が多かった。政府が主導する就活ルールにも罰則規定は入れないとみられる。就活ルールの形骸化に拍車がかかる可能性がある。

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