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村田、米の聖地で防衛戦 ミドル級最強へKO狙う

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2018/10/16 6:30
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「(昨年秋の)エンダムとの再戦のプレッシャーに比べたらこんなもん、という感じです」。初戦で疑惑の判定に泣き、日本中の注目を浴びた2戦目は絶対に負けが許されなかった。その重圧を乗り越えた先に得たのは、己のボクシングへの信頼である。

「やることは決まっている。前に出てプレッシャーかけてぶん殴ってやる、それだけです」。左のジャブとボディー、右ストレートを軸とした重厚感あふれるボクシングで、本場を振り向かせることができるか。

アルバレス(左)はこれまでミドル級、スーパーウエルター級で6本のベルトを獲得している(9月のゴロフキン戦)=USA TODAY

アルバレス(左)はこれまでミドル級、スーパーウエルター級で6本のベルトを獲得している(9月のゴロフキン戦)=USA TODAY

アルバレス、頂上決戦制し新盟主に
9月15日、村田も固唾をのんで見守ったタイトルマッチがラスベガスで行われた。ゴロフキンとアルバレスによる「ミドル級頂上決戦」だ。1年ぶりの再戦(初戦は引き分け)となった試合は2-0の判定でアルバレスが勝利。「カネロ」の愛称で絶大な人気を誇るメキシカンが、ミドル級の新盟主の座に就いた。
15歳でプロデビューし、28歳で53戦(50勝34KO1敗2分け)のキャリアがある。打ち合いだけでなくカウンターも得意な万能型。攻撃的なスタイルと端正な容貌で、ヒスパニックを中心に支持を受ける。米経済誌フォーブスが毎年発表するスポーツ選手長者番付の最新版では年収約50億円で、ゴルフのタイガー・ウッズ(米国)やテニスのラファエル・ナダル(スペイン)を上回った。
 ただ、そんな華やかな経歴にケチをつけたのが今年2月に陽性反応を示したドーピング違反。ゴロフキンとの再戦は一度は中止になり、大きな批判にさらされた。プロモーターに大事にされるスター選手にありがちだが、相手選びでも再三批判を受けてきた。
12月15日の次戦では1階級上のスーパーミドル級王座に挑むと発表したが、主戦場はあくまでミドル級だろう。3度目の対決を目指すゴロフキンを含め、世界中のファイターが大金を望めるアルバレスとの対戦を狙う。ミドル級はいま、この男を中心に回っている。

(山口大介)

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