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村田、米の聖地で防衛戦 ミドル級最強へKO狙う

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2018/10/16 6:30
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 世界ボクシング協会(WBA)ミドル級チャンピオンの村田諒太(帝拳、32)が20日(日本時間21日)、「ボクシングの聖地」米ネバダ州ラスベガスで2度目の防衛戦を行う。指名挑戦者のロブ・ブラント(米国、28)を迎える一戦は、この先に見据えるミドル級最強への挑戦に向け「MURATA」をアピールする戦いが問われる。狙うはずばりKO勝利だ。

強豪が集うミドル級はいつの時代もボクシングの中心地である。それだけに興行の舞台裏では様々な思惑がうごめく。

今回の村田の防衛戦も挑戦者を巡って二転三転した。少なくとも候補として名前が挙がったのは3人。その中で23勝(16KO)1敗の戦績を持つブラントは、村田自身が「一番やりたい」と対戦を望んだ相手だった。理由は明快、WBAの指名挑戦者だったからだ。

練習からは落ち着きが感じられる(東京都新宿区の帝拳ジム)

練習からは落ち着きが感じられる(東京都新宿区の帝拳ジム)

「(他の相手を選んで指名挑戦者から)『逃げた』と思われるのが一番嫌だった。交渉の過程で色々な問題があるのも聞いていたけど、最初から自分の中ではブラントしかないだろ、くらいの気持ちだった」。このあたりは自身がボクシングマニアであり、ファンの視線にも敏感な村田らしい。「(最初の)挑戦が空位の王座決定戦で、初防衛戦もランキング下位の相手だった。指名試合をクリアすることでチャンピオンとしての立場も確立できると思う」

その一方で、最初から陣営の方針が変わらなかったのが開催地だ。日本で集客が見込め、興行スポンサーが多くつく村田が今回、あえてラスベガスに乗り込むのには理由がある。

「僕よりも強いミドル級がいることを、ファンは知っている。自分もそこを目指したい」。リング上でそう宣言したのは念願のベルトを腰に巻いた昨年10月。頭にあったのは歴代1位の17連続KO防衛を達成したゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)であり、先月その絶対王者に初黒星をつけたサウル・アルバレス(メキシコ)だった。村田は今、彼らとの対決を本気で目指し始めた。そのためには、本場の米国で存在をアピールしなければいけないのだ。

帝拳ジムの本田明彦会長も「今回は倒しにいかせる」と言い切る。米国のファンやメディアの前で実力を見せる必要があることは、村田も百も承知だ。「今回は倒したい気持ちが強い。いい形で勝って、あいつ面白いな、となればビッグマッチの道も開けてくる」

挑戦者のブラントは左右のストレートパンチが切れ、フットワークもある。倒すことを前提に語るには難しい相手だ。それでも村田には落ち着きと自信がうかがえる。

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