証券会社のトークに乗り失敗 地場企業への投資に着目

株式投資
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2018/10/22 5:40
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 「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
 今回はTaraさん(61) 元航空自衛隊。パイロットとして大空を駆けた。

■1990年代

Taraさん 投資の才能はないので持ち続ける

Taraさん 投資の才能はないので持ち続ける

投資のことがわからないまま、友人に外資系証券を紹介されたのがきっかけでその道に入る。運用によって4~5年でプラスになると言われ、1口分の50万円を預けたが、6割減って戻ってきた。

並行して、同じ50万円の予算で新聞のおすすめ株情報などを参考に東洋紡(3101)や東海カーボン(5301)、電線株などを買った。電線株はITバブルで急騰し、まだ上がると思い持っていたら下落し30%くらいの利益にとどまった。東海カーボンはまだ持っていて、黒鉛電極需要もあり、含み益は購入金額の7倍に。友人からは「買う銘柄はすごいけど、売る才能はないな」と言われた。

■2008年~

リーマン・ショックで600万円くらいまで増えた運用資金が半分になったが、友人のアドバイスも受け、3000円台で割安なトヨタ自動車(7203)、日本マクドナルドホールディングス(2702)などを購入した。投資の勉強をしたがあまり身につかない中で実践しているのが地場企業への投資。福井県地盤のセーレン(3569)は買った浄水器の逆浸透膜に使われていることを知り、浄水器で損しても株の値上がりでヘッジできればという気持ちだった。株主総会には地元銀行も参加していて、一蓮托生で安心だと感じた。

■12年~

民主党政権末期で株価もさえず、証券会社からトルコリラ建て債券を薦められる。20年の五輪開催が決まれば経済発展するという営業トークだったが、東京に決まってがっくり。今年末が満期で、リラ安が響き3割くらい目減りしそう。

■17年~

退職金をどこに投資しようかと考え、有名人のアドバイスなどを受けて個人向け国債を1000万円分購入した。定年後は虎の子を減らしてはいけないと株の購入が臆病になっている。約20銘柄保有し時価は600万円ほど。今の高値が妥当なのか悩む日々だ。

[日経ヴェリタス2018年10月14日付]

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