トランプ氏、対トルコ関係改善へ意欲 牧師解放で
【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は13日、ホワイトハウスでトルコ当局から自宅軟禁を解除されて帰国した米国人牧師アンドルー・ブランソン氏と面会した。同氏の解放を「米・トルコの良好な関係に向けたすばらしい一歩になる」と評価。関係改善に意欲を示した。
ブランソン氏の解放では「長丁場にわたる交渉に懸命に取り組んできた」と強調。11月の中間選挙を視野に自らの外交成果をアピールした。「別の政権はなにも成果を出せなかった」とも指摘。トランプ政権下でトルコや北朝鮮などから19人の米国人が解放されたと説明した。
ブランソン氏は2016年7月にトルコで起きたクーデター未遂事件に関与したとしてトルコ当局に拘束された。ブランソン氏はトランプ氏の支持基盤であるキリスト教福音派に属しており、トランプ政権はトルコに早期解放を強く求めていた。
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