社殿修復、祭神迎え入れ 世界遺産の沖ノ島で氏子ら

2018/10/13 19:04
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世界文化遺産となっている福岡県宗像市沖の沖ノ島で、宗像大社「沖津宮」の社殿修復が終わり、大社の神職や氏子らが13日、島内の別の場所に移していた祭神を再び迎え入れるとともに、修復を祝う神事を営んだ。

世界文化遺産の福岡県宗像市沖の沖ノ島にある宗像大社「沖津宮」(13日午後)=共同

沖ノ島は、宗像市沖約60キロの玄界灘に浮かぶ孤島で、大社が丸ごと所有している。女人禁制で、男性も日々の神事を執り行う大社の神職以外、上陸が禁じられている。

大社の記録によれば、遅くとも江戸時代前期の17世紀中ごろには、島に社殿があったとされる。今の社殿は木造で1932年に建て替えられたものだが、傷みが激しかったため、大社は今年2月から修復作業を開始。特別に上陸を許された大工らが今月初めまでに、屋根板のふき替えや柱の取り換えなどを終えた。

神事には海でみそぎをした約60人が参列。晴天に恵まれ原生林から木漏れ日が差し込む中、屋根を覆うほどの巨石に寄り添うように立つ社殿で、神職は祝詞を唱え、参列者代表で福岡県福津市の農業、倉元亮児さん(80)は玉串を奉納した。

初めての上陸という倉元さん。「(沖津宮は)どんなところだろう、といつも想像を膨らませていた。石段を一つとっても、長い間守られてきた歴史を感じた」と晴れやかな表情だった。〔共同〕

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