埼玉の美術館、シニャックの絵画を2億9千万円で購入

2018/10/12 22:00
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埼玉県立近代美術館は、新印象派を代表するフランスの画家、ポール・シニャック(1863~1935年)の油彩画「アニエールの河岸」を2億9000万円で購入する。12日、県議会本会議で財産取得の議案が可決した。2019年1月から公開する予定だ。

「アニエールの河岸」は1885年の作品で、縦60.2センチメートル、横92.2センチメートル。パリ北西の新興工業地域アニエールのセーヌ川沿いの風景を描いている。シニャックの没後、血族に代々受け継がれていたという。県は東京都内の画商から購入する。

同美術館はモネやルノワールなど印象派の作品は所蔵しているが、新印象派の絵画はなかった。一方、新印象派の「点描」の技法を学び、日本に初めて紹介した同県越谷市出身の画家、斎藤豊作(1880~1951年)の作品約30点を所蔵している。

県文化資源課は「斎藤豊作の画風につながっていく流れを実物の絵画を前に理解しやすくなる。空いていたコレクションのピースがはまる」と狙いを説明する。

同県がこれまでに購入した絵画で最も高額なのは、92年に購入したピカソの「静物」で4億2230万円だった。

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