2018年12月19日(水)

ドバイ原油80ドル割れ 株安波及、需要鈍化にも警戒感

環境エネ・素材
2018/10/12 20:34
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原油でアジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格が12日、一段と下落した。取引の中心となる12月渡しは1バレル79.80ドル前後と前日比0.60ドル(1%)安く、約2週間ぶりに80ドルを割り込んだ。世界的な株安の連鎖への警戒で、リスク資産の原油が先物市場で売られたのを映した。需要拡大が鈍るとの見方も下落圧力となった。

原油の世界需要の伸びが鈍化するとの見方も広がる(中東からの原油を下ろすタンカー)

原油の世界需要の伸びが鈍化するとの見方も広がる(中東からの原油を下ろすタンカー)

ドバイ原油は11日にも、前の日の米国株安を受け3%値下がりしていた。みずほ総合研究所の井上淳主任エコノミストは「米国の保護主義と利上げが世界経済を下押しする懸念があり、株安に呼応して原油も下落した」とみる。

米中両国を中心とする貿易摩擦が景気を冷やし、原油消費量の伸びが鈍るとの見方も売り材料だ。国際通貨基金(IMF)は9日、2018年と19年の世界の成長率予測を下方修正した。

米エネルギー情報局(EIA)が11日に発表した統計では米原油在庫が一段と増加。イラン産原油の輸出減を背景にした需給逼迫への懸念が後退した。

12日はアジアの株式相場が反発し、ニューヨーク原油先物も時間外取引で上昇に転じた。「株安が一服すれば原油の下げもいったん落ち着く」(三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員)との指摘がある。

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