2018年10月17日(水)

鯛ノ浦―長崎航路に2社名乗り 九州商船と新会社

サービス・食品
九州・沖縄
2018/10/12 20:20
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経営破綻した五島産業汽船(長崎県新上五島町)が運航を停止している長崎港~鯛ノ浦(新上五島町)航路について、同業の九州商船(長崎市)は12日、運航する意向があると発表した。既に長崎港~有川(同町)航路を手掛けているが、鯛ノ浦航路は年間11万人以上が利用する基幹路線。島民のために復活させる必要があると判断した。

九州商船が正式に名乗りを上げた長崎港~鯛ノ浦路線は公設民営。就航するに当たって、単独の指定管理者となれば町が保有する2隻の高速船のうち1隻を活用する方針だ。他社との競合がなければ、新設の高速船を投入する。九州商船は既存の長崎~有川航路も継続する計画。

五島産業汽船の破綻により、朝早い時間に有川港を出発する便がなくなっている。九州商船は佐世保~有川路線について、ダイヤを改正することで利便性を高める方針。「地元の方が佐世保へ日帰りができるようにしたい」(経営管理部)としている。

九州商船は既に長崎市~新上五島町を就航している(長崎市)

九州商船は既に長崎市~新上五島町を就航している(長崎市)

また、経営破綻した会社と別の新会社「五島産業汽船」が設立されたことが12日に分かった。同日、長崎~鯛ノ浦航路を引き継ぐための申請書を九州運輸局に提出した。15日午後、代表者が長崎市内で記者会見する。

新上五島町は運航が停止している航路の再開を目指し、様々な方策を検討している。運航に正式に名乗りを上げた九州商船なのか、新会社なのかを今後、慎重に検討していくことになる。17日には町議会で、現状を把握することなどを目的に全員協議会を開催する。

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