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金、国際価格が急騰 株安や米物価上昇鈍化で買い戻し

金の国際価格が上昇している。指標となるニューヨーク金先物(中心限月)が日本時間12日夕の時間外取引で1トロイオンス1220ドル前後で推移。世界的な株安が起きる前の9日終値に比べ3%高い。投資リスクの回避先として価値が目減りしにくい金に資金が流入した。米国の物価上昇ペースが鈍り利上げが遅れるとの見方も買い材料になった。

米の物価上昇ペースの鈍化観測で見直し買いを誘った

米労働省が11日に発表した9月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%の上昇と市場の予想を下回った。インフレ圧力が弱く米連邦準備理事会(FRB)による利上げペースが緩やかになるとの観測が浮上。金利がつかない金の買いにつながった。他通貨に対し一時下げたドルの代替投資先とみなされたことも相場を押し上げた。

景気拡大で利上げが続くとの見方から、株価急落までは金への売りが膨らんでいた。米商品先物取引委員会(CFTC)によると2日時点の投機筋の金の売り越しは2万1822枚と過去最高水準に達していた。

投資環境が急変し、買い戻しのタイミングを模索していた投資家が手じまいに動き相場の急騰につながった。市場では「レンジ相場を突き抜けたことで、1250ドルを目指す動きになる」(金融・貴金属アナリストの亀井幸一郎氏)との見方が出ている。

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