2018年10月17日(水)

微細プラごみ、11河川で検出 綾瀬川や大阪の大川など

科学&新技術
社会
2018/10/12 17:36
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環境技術ベンチャーのピリカ(東京・渋谷)は12日、東京や大阪など都市部を流れる11河川を調べたところ、全ての河川で微細なプラスチックごみが検出されたと発表した。ペットボトルやレジ袋が紫外線や波で砕かれて拡散した可能性がある。環境省などの調査で日本周辺の海域で確認されているが、河川にも汚染が広がっている実態が明らかになった。

河川で見つかったマイクロプラスチックには、人工芝の破片とみられるものもあった

大きさが5ミリメートル以下の微細なプラごみは「マイクロプラスチック」と呼ばれる。有害な化学物質を吸着しやすく、誤って食べた魚や水鳥などに蓄積され、影響が懸念されている。

調査は日本財団の支援を受け、東京理科大学の二瓶泰雄教授らの協力を得て進めた。関東では利根川水系や荒川水系、関西では淀川水系といった人口密集地を流れる河川を中心に、2018年5月から調べた。3分間に10立方メートルほどの水を吸い込んでネットでこし、残ったゴミなどを調べた。

計26地点で調べ、25カ所で微細なプラごみが見つかった。東京都と埼玉県を流れる綾瀬川で1立方メートルあたり平均で約9個、大阪府の大川では同19個あった。一部には、人工芝などの破片とみられるものも含まれていた。今後、汚染源となったプラ製品が何かなども調べる計画だ。同社の小嶌不二夫社長は「プラごみの経路や製品が分かれば、対策を絞り込むことができる」と話す。

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