2018年12月11日(火)

ソユーズ失敗「ISSが無人になる懸念も」 JAXA理事長

科学&新技術
2018/10/12 15:50
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)の山川宏理事長は12日に開いた定例の記者会見で、国際宇宙ステーション(ISS)に向かうロシアの宇宙船ソユーズが11日の打ち上げに失敗したことについて「(打ち上げ再開が遅れた場合)ISSに滞在中の3人が先に帰還すれば、ISSが無人になる懸念もある。関係者としてそれだけは避けたいと思っている」と述べた。

ソユーズは1段目のロケットを切り離す際に異常が起きたとみられ、ロシアと米国の宇宙飛行士が緊急脱出した。

山川理事長は「飛行再開に向けては、JAXAとしても関係国と協議して安全性を確認していく」と強調。ロシアの宇宙船については「事故の原因にもよるが、これまでの高い実績と経験は信頼に値する」と一定の評価をみせた。12日中にも関係国による会合を米国で開くという。

JAXAによると、現在のISSは地球帰還に使うソユーズ1機が結合している。燃料の劣化を考えると、12月下旬ごろまでには地球に戻りたいという。

新たな宇宙飛行士の打ち上げが認められないと、ISSが無人になる。人手で修理が必要な機器が故障した場合、運用に影響が出る。上空400キロメートルの高度に保つ制御などは地上から操作できるという。

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