2018年12月15日(土)

伊方原発で大地震想定訓練 8千人参加、愛媛

2018/10/12 10:48
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愛媛県は12日、四国電力伊方原子力発電所(伊方町)で大地震による重大事故が起きたと想定し、周辺の山口県や大分県、内閣府など約80機関計約8千人が参加する防災訓練を実施した。同原発では仮処分決定で3号機の運転停止が続いたが、広島高裁が9月、異議審決定で再稼働を認めたため今月27日の稼働に向け作業が進んでいる。

伊方原発での重大事故を想定した訓練で、大分県へ向かう船に乗り込む住民(12日午前、愛媛県伊方町)=共同

伊方原発は「日本一細長い」とされる佐田岬半島の付け根にあり、近くには国内最大級の活断層「中央構造線断層帯」が通る。訓練では震度6強の地震により3号機で全電源が喪失、放射性物質が放出されたと想定した。

伊方町の佐田岬半島内3カ所に7機の小型無人機「ドローン」を配備し、同町の三崎港では午前8時半すぎ、3機が次々と上空へ。付属カメラから避難経路の映像などをリアルタイムで愛媛県災害対策本部(県庁)に伝送。本部を通じ山口、大分両県や内閣府でも確認した。

事故の際、原発よりも半島の先端側に住む約5千人が孤立する可能性があり、豊後水道を挟んで対岸の大分県などへ海路で避難する訓練も実施した。

三崎港では午前10時ごろ、住民約40人がバスで到着。放射性物質の付着を調べるゲート型モニターを通り、大分県に向かうフェリーや海上保安庁の巡視船に乗り込んだ。

西日本豪雨で被害の大きかった大洲市、西予市、宇和島市は、住民の訓練参加を見送った。〔共同〕

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