2018年12月19日(水)

アイドル自殺で遺族が提訴 パワハラ被害9千万円請求

2018/10/12 9:36
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愛媛県を拠点に活動する農業アイドル「愛の葉Girls」のメンバーだった大本萌景さん(当時16)が今年3月に自殺したのは、所属会社「Hプロジェクト」のパワハラや過酷な労働環境で精神的に追い詰められたことが原因として、遺族が12日、同社の代表取締役ら4人に計約9200万円の損害賠償を求め、松山地裁に提訴した。

記者会見する大本萌景さんの母、幸栄さん(左から2人目)と姉の可穂さん(同3人目)(11日、東京都千代田区)=共同

訴状などによると、愛の葉Girlsはアイドル活動のほか、農作業もして農業の魅力を発信。大本さんは2015年7月から同社に所属していた。

昨年ごろから、物販などのイベントで早朝から深夜まで平均10時間以上拘束されたほか、学業との両立に悩んで脱退の意向を会社側に伝えると、「次また寝ぼけた事言い出したらマジでブン殴る」と暴力的なメッセージをLINE(ライン)で送られるなど、パワハラを複数回受けたと主張している。

さらに高校の進学費用を同社から借り入れる予定だったが、脱退の意向を知った会社側が撤回。「事務所を辞めるなら1億円を支払え」と言われ、精神的に追い詰められて自殺に至ったとしている。

同社の代表取締役、佐々木貴浩氏は取材に「彼女を守れなかったことに責任を感じている。遺族の主張は一部事実と異なる点がある」と話している。

大本さんは3月21日、出席予定だったイベントに現れず、自宅で首をつって死亡しているのが見つかった。〔共同〕

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