2018年10月20日(土)

NY株続落、2カ月半ぶり安値 リスク回避の売り続く

北米
2018/10/12 9:30
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【ニューヨーク=宮本岳則】11日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が3日続落し、7月23日以来、約2カ月半ぶりの安値をつけた。金利上昇や世界景気の先行きに対する懸念から、投資家は前日に続いて様子見姿勢を強めており、ダウ平均構成銘柄はすべて下落した。コンピューターによる「アルゴリズム取引」の機械的な売りが膨らみ下げ幅を広げた。

ダウ平均の11日終値は前日比545ドル91セント(2.13%)安の2万5052ドル83セント。前日からの下げ幅は1377ドルに達し、2日間の下げ幅としては2月以来の大きさとなった。朝方は小動きで始まり、前日比でプラスに転じる場面もあった。ただ、年金など実需筋は手控えムードが強く、買いは続かなかった。午後に入り予想相場変動率を示す「VIX指数」が急上昇を始めると、アルゴ取引とみられる売りが膨らみ、ダウ平均も下げ足を速めた。

株価指数のオプション価格から算定するVIX指数は「恐怖指数」と呼ばれ、20を超えると投資家の先行き警戒感が高まったとされる。11日は一時28を超え、2月以来の高水準に達した。値動きに追随し、ハイテク株の持ち高を増やしてきたアルゴ取引は、変動率が大きくなるとリスク回避的になり、株式や原油先物などを機械的に売る傾向がある。市場では「あと数日はアルゴの売りをこなす必要がある」との声があった。

市場では貿易戦争の激化による世界景気の減速懸念がくすぶっている。特に代表的な景気敏感株である半導体関連株の下げはきつい。半導体チップ最大手の米インテルの株価は11日、一時2%安となり、2月以来の安値をつけた。製造装置最大手の米アプライドマテリアルズも同5%安となり、17年1月以来の安値に沈んだ。

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