2018年10月24日(水)

トランプ氏、ドル高をけん制「ビジネス困難に」

トランプ政権
北米
2018/10/12 5:48
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【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は11日、ホワイトハウスで記者団に外国為替市場について「ドルが非常に強くなっている。(米国内で)ビジネスをすることが少し困難になっている」と述べた。ドル高要因になっている米連邦準備理事会(FRB)の利上げを改めて批判した発言だ。

トランプ米大統領はFRBの利上げを改めて批判した=ロイター

最近の米株式市場の下落については「FRBの利上げによって引き起こされた調整だ」と説明。「私を含めて多くの人が予想したペースよりもかなり早く利上げしている」と指摘した。FRBは政府から独立して金融政策を決める立場にあり、現職大統領が公にFRBを批判するのは異例だ。

ただ「利上げが予想よりも早い」と主張する根拠は示さなかった。FRBは金融市場の混乱を避けるために利上げペースを綿密に調整してきた経緯がある。トランプ氏はFRBのパウエル議長について「解任するつもりはない。ただ失望しているだけだ」と述べた。米大統領にはFRB議長を解任する権限はないとされている。

トランプ氏はオバマ政権下でのFRBの量的緩和政策を念頭に低金利が好ましいとの考えもにじませた。「米国経済はオバマ政権下と比べてはるかに好調だが今は金利を払っている」と指摘。「オバマ政権のころは払っていなかった。簡単にお金が手に入っていた」と語った。

トランプ氏は10日にも米株価の急落の理由について、FRBの利上げをやり玉にあげていた。株価の上昇を政権の成果とアピールしてきただけに11月の中間選挙を控えて株価の動向に敏感になっている。

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