2018年12月19日(水)

スバル、検査不正でリコール6100台 保安基準に不適合

自動車・機械
2018/10/11 18:30
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SUBARU(スバル)は11日、完成車検査で国の基準を逸脱した試験を行っていた問題で該当車種をリコール(回収・無償修理)すると発表した。「インプレッサ」など9車種6124台(2017年12月14~29日製造分)に及ぶ。9月の最終報告書で車の安全にかかわるブレーキなどの検査作業でも不正があり、国の安全基準に適合しないと判断した。

スバルは「インプレッサ」など9車種をリコールすると発表した(東京都渋谷区)

リコールは燃費・排ガス測定検査での不正ではなく、ブレーキ検査や速度計の動作確認など6項目の検査不正についての報告に基づいて行う。9月28日に公表された報告書についての記者会見で、中村知美社長は「(品質面では)保安基準を満たすことは確認できた」とし、リコールについては明言を避けていた。

10月1日、スバルは国土交通省からリコールの見解を問われた。スバル社内でも報告書内の関係者の証言を精査した上で、「トータルとして適切な検査ができていないので、結果として保安基準に適合しない恐れがある」(小松利充広報部担当部長)と判断したとしている。

該当車種にはトヨタ自動車へのOEM(相手先ブランドによる生産)供給している「86(ハチロク)」も含まれ、リコール台数は累計で約42万3400台となった。今回のリコール費用は4億円と見込まれ、一連の不正によるリコールは累計で254億円に達した。

スバルは2017年10月に無資格者の完成検査の問題を公表。同年11月に37万台、18年2月に約2万6000台のリコールを届け出た。その後も相次ぎ不正が見つかり、弁護士ら第三者による調査委員会が、従業員への聞き取りなどで報告書をまとめた。

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