桜井・日銀審議委員「これ以上の緩和は不要」

2018/10/11 18:00
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日銀の桜井真審議委員は11日、秋田市で記者会見し「これ以上の特別大きな金融緩和をする必要はない」と語った。実体経済は「不確実性を抱えつつも順調に回復している」とし、現在の緩和政策を維持しながら金融機関の収益低下といった副作用に目を配るべきだとの見方を示した。

2%の物価安定目標の達成については「想定より時間がかかっている」と指摘。需給が改善しても、デフレ心理や企業の生産性向上が物価を抑制しており「金融政策と物価の関係に不確実性がある」と述べた。2%達成は「時間が多少かかる」としたが「目標修正の必要はない」とも語った。

11日の日経平均株価や前日の米国株の急落については「日本も米国も実体経済はかなり健全」と分析したうえで、不安定な市場の動きが続くと企業や投資家心理に影響すると話した。世界的な保護主義の台頭をめぐり、「自由貿易や国際的な資本移動の自由を目指した国際協力の再構築を探るべきだ」と述べた。

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