2018年10月19日(金)

帝人 商品在庫を自動管理、ローソンと連携

環境エネ・素材
小売り・外食
2018/10/11 13:23
保存
共有
印刷
その他

帝人は11日、ローソンと連携してRFID(無線自動識別)機能による店舗内の在庫管理システムを開発したと発表した。商品棚に敷いたアンテナシートで商品を陳列した時間や、客が手に取った商品の個数を自動認識する。賞味期限が近づいた商品を店員に知らせたり、顧客のスマートフォンに在庫や値引きの情報を通知したりといった使い方ができる。店舗業務の自動化に活用して、人手不足問題の解消につなげたい考えだ。

シート加工や樹脂の技術を応用し、利用シーンに合わせたアンテナシートを製造する

アンテナシートによるRFID管理システム「レコピック」をコンビニ向けに改良した。まずはおにぎりやお弁当などの日販品の管理から始める。これまでは店員が一つ一つの商品を棚から取り上げ、賞味期限を目視して在庫管理していた。新システムを導入すれば、こうした煩雑な管理業務を簡易にできる。導入費用は1店舗あたり100万円以下に抑える方針だ。

2019年2月からローソンの実店舗で実証実験を始める。実証実験の結果次第だが、早ければ19年度に実用化される可能性がある。

「かつてICタグの価格は1枚約20円だったが、最近は10円前後まで下がった。ロットが大きければ5円でも買える」と帝人のスマートセンシング事業推進班の平野義明班長。ICタグの価格低下でRFID管理システムが普及期を迎えているという。経済産業省は17年にコンビニでICタグを1000億枚導入すると宣言。ローソンは同年11月から未来型コンビニの研究施設を立ち上げている。

帝人は人絹(レーヨン)を祖業にちょうど100年前の1918年に設立した。時代に合わせて事業の入れ替えを進め、最近では航空機材料の炭素繊維や自動車部材などのポリカーボネート、痛風治療剤といった医薬品まで幅広く手がける。スマートセンシング事業も多角化の一環。RFID技術を活用したアンテナシート「レコピック」は図書館の書籍管理や医療現場の器具管理で利用されてきた。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報