2019年9月22日(日)

ブラジル大統領選、左派候補が企業民営化に反対明言

2018/10/11 7:29
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【レシフェ(ブラジル北東部)=外山尚之】28日に予定されているブラジル大統領選の決選投票に進んだ左派のアダジ元サンパウロ市長(55)は10日、サンパウロ市内で外国特派員の取材に応じた。第一回投票で得票率首位だったボルソナロ下院議員(63)が進める国営企業の民営化について「短期的な利益のため国の資産を売ろうとしている」と批判、反対する意向を改めて示した。

10日、外国人特派員の取材に応じるアダジ氏(サンパウロ)

アダジ氏は「彼らは(国営の)石油会社ペトロブラスやブラジル銀行、ブラジル連邦貯蓄銀行などを狙っている」と主張。「我々は警告しなければならない」と述べた。政権を獲得した場合、財務相には「銀行員を指名せず、生産に携わっている人がなるべきだ」と述べた。

左派の労働党のアダジ氏は汚職で収監されたルラ元大統領(72)の後継候補として出馬しており、低所得者層が支持基盤だ。経済政策については「税金を減らし、銀行に金利を下げさせれば消費が増える」と述べ、消費刺激策を重視すると方針を示した。公共事業を復活させ、財政拡張路線を進める意向も明らかにした。

大手調査会社ダタフォリャは10日夜、決選投票に向けた世論調査を発表した。アダジ氏の支持率は42%で、58%のボルソナロ氏に差をつけられている。

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