2018年10月22日(月)

米、中国の情報部員を訴追 航空産業のスパイ容疑で

トランプ政権
米中衝突
中国・台湾
北米
2018/10/11 7:28
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【ワシントン=永沢毅】米司法省は10日、産業スパイの疑いで中国の情報機関である国家安全省の高官を訴追したと発表した。米GEアビエーションなど航空宇宙関連の複数の企業から機密情報を盗み出そうとしたとしている。中国によるハイテク分野の技術盗用に厳しく臨むトランプ政権の立場が鮮明となった。

訴追したのは国家安全部のヤンジュン・シュ容疑者。4月1日にベルギーで逮捕され、今月9日にその身柄が米側に引き渡された。米メディアによると、中国の政府高官の身柄が米国に引き渡されるのは初めて。

同容疑者は少なくとも2013年12月から米国内外の航空関連の企業を対象に重要情報を盗みだそうと画策。これらの企業に勤務するエンジニアを大学で講演を依頼する名目で中国に招き、渡航費用などを負担していたという。

デマーズ米司法次官補は10日「この案件は米国を犠牲に中国を発展させるという同国の経済政策の一環だ。米国の研究開発の成果を盗み出すのは許せない」との声明を出した。

ペンス副大統領は4日の講演で、中国が為替操作や知的財産の盗用など国家ぐるみで様々な手段を活用して産業育成に努めてきたと非難した。今回の対応は、トランプ政権がその取り締まりを強化していることを示すものといえる。

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