2018年10月23日(火)

米マイクロン、AI企業に112億円投資 CVCで

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北米
2018/10/11 7:20
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【シリコンバレー=佐藤浩実】米半導体大手のマイクロン・テクノロジーは10日、人工知能(AI)に関連するスタートアップ企業に1億ドル(約112億円)を投資すると発表した。半導体メモリーの顧客候補を見つけ、消費電力を抑えるなどAI用途に向く新しいメモリーの技術開発につなげる狙いだ。米国の半導体大手では同様の動きが広がっている。

スタートアップ企業への1億ドル投資を発表するマイクロンのサダナ氏(10日)

傘下の企業ベンチャーキャピタル(CVC)であるマイクロン・ベンチャーズを通じて、将来の協業につながる出資先を探す。マイクロンのスミット・サダナ最高事業責任者(CBO)は「(AIの一種である)機械学習には大量のデータが必要で(データを記録する)メモリー製品は今後さらに重要になる」と意義を説明した。

1億ドルの投資期間は定めておらず、日本も含めた世界の企業を対象とする。基金の2割は女性やマイノリティー(人種・民族少数派)が率いる企業に投資する。

マイクロンは2006年にCVCを設け、これまで半導体技術を持つ企業などに出資してきた。ただ、ここ数年は積極的には活動していなかったようだ。一方で、主力のDRAMやフラッシュメモリーの需要が旺盛で、18年8月期の売上高は前年より50%増の304億ドルに拡大。米国の半導体メーカーとしてはインテルに次ぐ2位の売り上げ規模に浮上しており、スタートアップ投資にも再び力を入れる。

インテルやクアルコム、エヌビディアといった米国の半導体メーカーの多くはCVCを持つ。大量のデータを処理するのに半導体は欠かせないため、CVCによる出資を通じたAI関連企業との協業も盛んだ。

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