米株急落劇再び 「米一人勝ち」終幕か
米州総局 大塚節雄
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10日の米株式市場は大幅安に見舞われた。ダウ工業株30種平均の下げ幅は800ドル台に達し、今年2月上旬の急落時以来の大きさとなった。米長期金利の上昇や世界経済の減速懸念を契機にハイテク株が売られ、これまでハイテク株を大量に買い込んでいたファンド勢を軸に「売りが売りを呼ぶ」状況を呼び込んだ。
米株高を支えた「米国の強さ」ゆえの米長期金利の上昇が、皮肉にも高株価を許容しにくくしている。ハイテク株には...
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