2018年12月13日(木)

ベトナム首相、RCEP交渉妥結「近づいている」
米中貿易戦争に懸念「世界経済は複雑に変化」

東南アジア
2018/10/10 18:30
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ベトナムのグエン・スアン・フック首相は10日、都内で講演し、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉について「(妥結に)近づいている」と述べた。目標とする年内の実質的な妥結に向け、参加国の議論が進んでいるという。米中貿易戦争を念頭に「世界経済は複雑に変化している」と指摘して、先行きに懸念を示した。

中国やインドを含むRCEP参加16カ国は13日、シンガポールで中間閣僚会合を開く。交渉分野の一つ、国有企業の改革についてフック氏は「株式公開に取り組む」と述べた。具体的な分野として運輸やインフラ、通信、建設を取り上げた。日本企業に「投融資でこうした取り組みに参入してほしい」と呼びかけた。

経済構造を「徐々に付加価値の高い産業にシフトしていく」とも語った。電子機械や省エネルギー、自動車や自動車部品などの分野に注力する姿勢を示し、日本企業の投資にも期待感を示した。

ベトナムのビジネス環境については「社会的、経済的な安定性」をアピールした。国民の平均年齢が約30歳と若いことや、7%近い成長率をあげて、投資先としての魅力を強調した。

フック首相は、9日に都内で開いた「日本・メコン地域諸国首脳会議」に出席するため、来日した。8日には安倍晋三首相と会談し、ベトナム人の日本語教育の充実に向けて連携する方針で一致した。10日は日本貿易振興機構などが主催するイベントに参加し、企業経営者らを前に話した。

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