2018年10月22日(月)

タイ携帯大手トゥルー、国家イノベーション庁とベンチャー支援

スタートアップ
東南アジア
アジアBiz
2018/10/9 22:31
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【バンコク=岸本まりみ】タイ携帯大手トゥルー・コーポレーションは9日、タイの国家イノベーション庁(NIA)とスタートアップ支援で提携したと発表した。バンコクで建設中の複合施設「トゥルー・デジタルパーク」内に起業家向けのワンストップサービス拠点を設ける計画。査証(ビザ)の取得手続きなどの利便性を高め、国内外から有望企業を集める狙いだ。

タイ携帯大手トゥルー・コーポレーションは国家イノベーション庁とベンチャー支援で提携を発表(9日、バンコク)

トゥルー・デジタルパークは共有オフィスやイベントスペース、研究開発(R&D)設備などを備えたインキュベーション施設で、第1期は年内にも開業する見通し。NIAは同施設内に「スタートアップ・タイランド・センター」を設け、国内外のスタートアップ企業を支援する。

トゥルーは有望な企業を発掘、育成することで、自社のデータ通信事業などの強化にもつなげたい考えだ。

NIAのパンアート・チャイラット事務局長は「タイ投資委員会(BOI)と緊密に連携し、海外の起業家がビザを取得しやすい環境を整える」と言及。さらに周辺国への進出支援などにも力を入れる考えを示した。

東南アジアではシンガポールとインドネシアがスタートアップ育成で先行しており、タイでは「ユニコーン(企業評価額が10億ドル以上の未上場企業)」と呼ばれる有力企業がほとんど生まれていない。トゥルーとNIAは官民を挙げたスタートアップ支援体制の充実で巻き返しを図る。

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