2019年7月22日(月)

吉利、ダイムラーと提携交渉 配車サービスで合弁

2018/10/9 20:54
保存
共有
印刷
その他

【北京=多部田俊輔】中国民営自動車大手の浙江吉利控股集団と独ダイムラーは、中国で配車サービスを手掛ける合弁会社を設立する交渉に入った。吉利側がダイムラーの筆頭株主となった2月ごろから提携を探っており、配車サービスが第1弾になる見通し。自動車の共有が広がる時代に向け、中国とドイツを代表する自動車大手が連携に踏み切る。

関係者によると、提携交渉の対象はスマートフォンで簡単に自動車を呼んで利用できる配車サービスやカーシェアリング分野。両社が中国に折半出資で合弁会社を設立する方向で、月内の合意をめざしているという。吉利の広報担当者はコメントを拒否した。

資本金の規模や詳しい事業計画は明らかになっていない。吉利は傘下に電気自動車(EV)を使って配車サービスを手掛ける「曹操専車」を抱える。中国の登録利用者数は2千万人を超えており、両社の提携に曹操専車がかかわる可能性もある。

ダイムラーは中国のEV最大手、比亜迪(BYD)とEVの合弁会社を設けており、中国国有大手の北京汽車集団傘下のEV子会社にも出資している。今回の吉利との提携では、これらの合弁会社のEVを活用する方向で検討しているとの見方もある。

吉利は李書福董事長が1986年に創業し、97年に自動車分野に進出。海外でのM&A(合併・買収)に積極的で、2010年にスウェーデンのボルボ・カーを買収した。今年2月には李董事長が約1兆円でダイムラー株の10%弱を取得して筆頭株主になったことが明らかになった。

ダイムラーは乗り降りの場所が自由なカーシェアリングで欧州最大手。16年には中国でも事業を始めた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。