ネット興亡記【7】ライブドア残党、奇跡の「トップジャック」
[有料会員限定]
「君は明日から六本木ヒルズに行ってくれ」「え? それってまさか……、ライブドアですか」
2006年10月。米経営コンサルティング会社、アリックスパートナーズの高岳史典は上司の指示にあぜんとした。高岳は経営不振だった日本航空の再建を担当していたが、上司はライブドアに行けという。そのミッションは再建ではなかった。
ライブドアを訪れた「解体屋」
ライブドアはこの年、社長の堀江貴文らが逮捕され、上場も廃止。株を買い集めた複数の外資系ファンドが...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り4422文字
関連キーワード