2018年12月19日(水)

ワクチンで高い予防効果 子宮頸がん、新潟大調査

2018/10/9 14:05
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新潟大医学部の榎本隆之教授(産科婦人科学)らの研究グループは9日までに、子宮頸(けい)がんワクチンの接種者と未接種者で、発がん性の高いタイプのウイルス感染率を比較した結果、ワクチン接種で感染を予防できる確率は90%以上で、初回性交前に接種した場合は予防効果がさらに高くなるとの研究成果を明らかにした。

研究は新潟県内で2014~16年度に子宮頸がん検診を受けた20~22歳の女性を対象に、主な原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)感染の有無を調べ、自治体のワクチン接種記録を確認。性的活動についてのアンケートも実施した。

ワクチンを接種しなかった459人のうち、10人(2.2%)が発がん性の高いウイルスに感染していたのに対し、接種した1355人で感染したのは3人(0.2%)。感染を予防できた確率を示すワクチン有効率は91.9%だった。

初回性交前に接種した千人中感染したのは1人(0.1%)で、より効果が高かった。

子宮頸がんワクチンは13年に原則無料の定期接種となったが、体調不良を訴える例が相次ぎ、厚生労働省は積極的な接種の呼び掛けを中止している。榎本教授は「ワクチンの高い効果が改めて示された。日本だけ接種が進んでいない状況を変えていく必要がある」としている。〔共同〕

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