2018年12月14日(金)

世界の再生エネ消費、2023年にかけ27%増 IEA予測
中国、EU上回り最大消費地に

環境エネ・素材
2018/10/8 10:08
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【ロンドン=篠崎健太】国際エネルギー機関(IEA)は8日、再生可能エネルギーに関する年次報告書を発表した。バイオマス(生物資源)の伸びがけん引し、2023年の世界の再生エネ消費量は17年比で27%増えると予測した。同期間に増えるエネルギー消費全体の4割を占める見通しで、太陽光や風力も含めた再生エネの存在感が高まりそうだ。

中心的な予測では、世界の再生エネ消費量(石油換算ベース)は17年の9億1800万トンから、23年に11億6900万トンとなり、年率4%強のペースで伸びる。エネルギー最終消費量に占めるシェアは12.4%と2ポイント上昇する。太陽光や風力発電の普及が進み、世界の総発電量に占める再生エネの比率は25%から30%へ高まると予測した。

成長分野としてIEAが注目するのが、生物由来の有機性資源を活用するバイオマスエネルギーだ。暖房や輸送分野を軸に世界的に需要が広がるとみている。ファティ・ビロル事務局長は「さらなる成長の見込みは大きい」と指摘した。

報告書では、中国の再生可能エネ消費量が23年までに欧州連合(EU)28カ国を上回り、世界最大の消費地になるとの予測を示した。大気汚染対策などの政策が追い風となり、化石燃料からの移行が進む。ブラジルやインドでも利用が増え、新興国が再生エネ消費地として台頭する見通しだ。

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