中国との貿易協定阻止も 米商務長官、日本やEUに

2018/10/6 9:01
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【ワシントン=共同】ロス米商務長官は5日、日本や欧州連合(EU)との通商協定で、中国を念頭に市場経済を採用しない国との自由貿易協定(FTA)締結を事実上阻止する条項を盛り込みたい考えを示した。不公正な貿易慣行を改めない中国を孤立させるのが狙いだ。ロイター通信のインタビューで述べた。

対中強硬姿勢を示すロス米商務長官=ロイター

日本は中国を含め計16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の実現をめざしている。米国がRCEP推進をけん制する形となり、今後の協議で争点の一つになりそうだ。

米国とカナダ、メキシコは北米自由貿易協定(NAFTA)を見直す新たな協定で、加盟国が非市場国とFTAを結ぶ場合、残りの国が協定を破棄できる条項を盛り込んだ。中国による知的財産権の侵害などを防ぐためとして「米国と貿易協定を締結する必要条件の一つとして認識されるだろう」と説明した。

一方、ロス氏は自動車輸入による対日貿易赤字への対応策として「米国に工場を持ってくるべきだ」と強調した。トランプ米大統領は4日の選挙演説で、安倍晋三首相が多くの自動車メーカーが米国にやってくると説明したことに対し「十分ではない」と述べ、さらなる投資が必要だとの認識を示していた。

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