千代田化工、北海道で蓄電池システム受注 数百億円

2018/10/5 17:24
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千代田化工建設は5日、北海道で大規模な蓄電池システムを受注したと発表した。受注額は数百億円規模とみられ、設計から資材調達、建設まで一括で担う。蓄電容量は72万キロワット時で世界最大級という。同社が大規模な蓄電池システムを受注したのは初めて。

風力発電最大手のユーラスエナジーホールディングスなどが出資する北海道北部風力送電(北海道稚内市)から受注した。同社は風力発電の導入拡大に向けて道北で約78キロメートルの送電線を新設し、蓄電池システムや変電所を設ける計画。出力が一定範囲を超えた場合に送電網へ悪影響を与えないため、風力発電の出力を自動制御する。

千代田化工は蓄電池や制御システム、受変電設備などを建設する。蓄電容量は72万キロワット時で、同社によれば世界最大規模という。送電網とあわせて2023年3月の運転開始を目指す。

9月に北海道で発生した震度7の地震に伴う停電からの復旧では、風力発電や太陽光発電の接続が火力発電所の復旧より後回しになった。天候で発電量が変動する「不安定電源」であることが難点だった。北海道北部風力送電は蓄電池システムと組み合わせ、送電を安定させる狙いがある。

千代田化工は再生可能エネルギー分野を重点分野に掲げ、国内で太陽光発電設備の受注実績がある。今後は大規模な蓄電池システムと再生可能エネルギー電源を組み合わせた提案などに取り組む考えだ。

(杉浦雄大)

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