1001体、26年ぶり集合 三十三間堂の千手観音立像
京都市東山区の三十三間堂で、1001体の「木造千手観音立像」が26年ぶりに勢ぞろいしている。普段は東京、京都、奈良の国立博物館へ寄託されている計5体が最近戻り、全部集まるのは1992年の法要以来。

千手観音立像の国宝指定を祝う事業の一環。11月26日までは、堂内に高さ1.2メートルの台を設置し、通常と違う高い視点から奥の像まで見渡せる。1001体がそろっているのは11月末まで。
千手観音立像は124体が平安時代、876体が鎌倉時代、1体が室町時代に作られ、仏師運慶作と伝わる像もある。拝観料は一般600円、中高生400円、小学生300円。〔共同〕