2018年10月24日(水)

米、ロシア情報機関員7人を起訴 サイバー攻撃で
英蘭もロシアの攻撃認定 NATO事務総長「防衛を強化」

ヨーロッパ
北米
2018/10/4 19:30
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【ワシントン=中村亮、ブリュッセル=森本学】米司法省は4日、ロシア軍の情報機関(通称GRU)が世界反ドーピング機関(WADA)や米原子力大手ウエスチングハウスにサイバー攻撃をした罪で、7人の情報機関員を米連邦大陪審が起訴したと発表した。2014年末から最短でも18年5月までは攻撃を繰り返したという。米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は声明で「米国民や同盟国を脅す政府や組織を許さない」と強調した。

英国、オランダの両政府も4日、GRUによる無差別なサイバー攻撃を確認したと相次ぎ発表した。英蘭の公表を受け北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は同日までブリュッセルで開いていた国防相理事会後の記者会見で、ロシアに「無謀な行動パターンをやめなければならない」と求めた。

同氏は「NATOはサイバー領域の防衛と抑止の強化を続けていく」とも表明。理事会に参加したマティス米国防長官も4日の会見で「サイバー攻撃がより頻繁で破壊的になっている」と懸念を表明。米国のサイバー軍の機能をNATOのサイバー防衛強化のために提供する方針を示した。

オランダ政府は4月13日に同国のハーグにある化学兵器禁止機関がGRUからサイバー攻撃を受けたが、英政府との連携で阻止したと表明した。

英政府はウクライナの交通システムなども攻撃対象になったと認定。英メディアは米民主党やロシア企業も標的にされたと報じている。

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