名張事件の支援組織結成 奥西元死刑囚死去から3年

2018/10/4 19:05 (2018/10/4 19:43更新)
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三重県名張市で1961年、女性5人が死亡した名張毒ぶどう酒事件で、再審請求中だった奥西勝元死刑囚が収監先で89歳で病死してから3年が経過した4日、支援者らが新たな全国組織を立ち上げ、名古屋高裁に再審開始を求める約400人分の署名を提出した。昨年12月以降に提出した署名は計約1万4千人分になった。

名張毒ぶどう酒事件の再審開始を求め、名古屋高裁前で気勢を上げる支援者ら。手前中央は奥西勝元死刑囚の妹、岡美代子さん(4日午後)=共同

新組織はこれまで事件を独自に調査してきた支援者らが母体となる。遺族が再審請求を引き継いだ「死後再審」が認められるのは極めて厳しい現状を踏まえ、さらに署名活動などを広範囲に行うことを目的としている。

この日は支援者ら約300人が高裁前で「再審を開始せよ」と声を上げた。再審請求を引き継いだ奥西元死刑囚の妹、岡美代子さん(88)は「兄は無実です。助けてください」と訴えた。

名張事件を巡っては、名古屋高裁が昨年12月、第10次再審請求を棄却。岡さんが異議申し立てをし、棄却決定をした部とは別の部が異議審を担当している。

弁護団によると、裁判官が協議などに応じないため、8月に忌避を申し立てたが、却下された。その後、最高裁に特別抗告、今月1日付で却下されたという。

〔共同〕

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