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韓国SK、2兆円投資表明 フラッシュメモリー4割増産

新工場稼働 文大統領が同席

【ソウル=山田健一】韓国SKハイニックスは4日、サーバーの記憶媒体として需要が拡大しているNAND型フラッシュメモリーの新工場に20兆ウォン(約2兆円)を投資する計画を発表した。2023年以降に生産能力を現行比約4割増やす。フラッシュメモリーの価格は18年に入り下落が鮮明だが、中長期では成長が続くとみて大型投資に踏み切る。

4日、韓国中部・忠清北道に完成した新工場で文在寅大統領を前にあいさつするSKグループの崔泰源会長

SKハイニックスは、フラッシュメモリー市場で4位。世界首位は韓国サムスン電子、2位は東芝だ。

SKハイニックスが世界2位のシェアを持つ一時保存用の半導体メモリー「DRAM」と比べ、競争力が見劣りするため、対策が課題になっていた。

SKハイニックスは4日、韓国中部・忠清北道にある清州工場の隣接地でフラッシュメモリーの新工場を稼働させた。20兆ウォンの設備投資は「市況をみながら5年以上かけて実施する」(同社関係者)方針。投資完了後の新工場の生産能力は、直径300ミリメートルのシリコンウエハー換算で月産20万枚程度とみられる。

新工場で同日開いた完成式には、SKグループを率いる崔泰源(チェ・テウォン)会長とともに文在寅(ムン・ジェイン)大統領が出席した。文氏は「第4次産業革命という大きな流れのなかで、SKが韓国の産業史を新しく書き換えることを期待する」と発言。崔氏は「半導体業界を先導できるよう、成長と挑戦を続ける」と力を込めた。

革新系の文政権を巡っては、かねて経済界との対話不足が指摘されてきたが、最近は大手財閥との協調を演出する場面が増えている。8月には金東兗(キム・ドンヨン)経済副首相兼企画財政相がサムスン電子の半導体工場を訪問し、李在鎔(イ・ジェヨン)副会長らと経済政策について意見交換した。

文氏は4日、「企業が適切な時期に投資できるよう政府も支援する」と表明した。韓国の経済政策が官民一体に転じれば、日本企業の脅威となる可能性がある。

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