2018年11月14日(水)

エジプトの子供に日本式教育 掃除・学級会で協力学ぶ

中東・アフリカ
2018/10/4 9:20
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【カイロ=飛田雅則】エジプトで3日、日本の学校の学級会や日直、清掃などを取り入れた教育を実施する「エジプト・日本学校」の授業が始まった。国際協力機構(JICA)が35校の公立学校を対象に教員研修などを支援した。現地では教師が一方的に知識を提供する教育に偏重してきた。日本の学校を参考にして学級会など子どもが協力する機会を増やし、チームワークや協調性を育てる狙い。

日本式の教育を導入したエジプトの公立学校で教師が子どもに掃除を教える(カイロ郊外)

初年度は幼稚園と小学1年が対象。算数など学科はエジプトのカリキュラムだが、子ども同士が話し合う学級会など日本の要素を取り入れた。人口増で1クラス70人以上の公立校もあるが、最大40人に抑え、教師の目が届きやすくした。

開校したカイロ近郊の学校では教師が子どもたちに清掃の仕方を教え、協力して教室をきれいにするように指導していた。現地の学校は清掃員が掃除するのが一般的だ。イスラ・タウフィーク校長は「日本の教育は協力を重視しており、人格形成に役立つ」と強調する。2児の母のイマンさんは「きっちりとした日本の教育を受けさせたい」として別の学校から子どもを転校させた。

エジプトは日本の支援を受けて、協調性や規律を重んじる人材育成に向け教育改革を進める。2016年2月に訪日したシシ大統領が安倍晋三首相と会談し、日本式教育の導入で合意。一部で試験的に導入されてきた。エジプトは当面、200校での導入を目指している。

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