2018年11月16日(金)

ペルー最高裁、フジモリ氏の恩赦取り消し 拘束命令

中南米
2018/10/4 4:49
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【サンパウロ=外山尚之】南米ペルーの最高裁は3日、アルベルト・フジモリ元大統領(80)への恩赦が無効だとして、同氏に対する拘束命令を出した。フジモリ氏は在任中の人権侵害や汚職への関与で2010年に禁錮25年の有罪判決が確定したが、17年12月、病気を理由に「人道的見地」から恩赦を受けていた。

1月、車いすに乗り病院を出るペルーのフジモリ元大統領(リマ)=ロイター

地元メディアは今回の恩赦取り消しは市民団体の要請に応じたものだと報じている。

ペルー国内ではフジモリ氏の恩赦について、汚職疑惑を抱えていたクチンスキ大統領(当時)が自身の罷免決議案を回避するため、野党議員だったフジモリ氏の息子らと取引するために決定した疑いが持たれている。

米州機構(OAS)の関連機関である米州人権裁判所(本部コスタリカ)が恩赦手続きに倫理的な問題があったとしてペルー側に見直しを促すなど、国内外からの圧力が強まっていた。

フジモリ氏の長女で野党指導者のケイコ・フジモリ議員は3日、今回の決定を受け「明らかに政治的な迫害だ」と主張。フジモリ氏の弁護士は異議を申し立てるとしている。

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