2018年12月19日(水)

はやぶさ2、ロボがりゅうぐうに着陸 2回連続成功

科学&新技術
2018/10/3 20:04
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、ドイツとフランスが共同製作した探査ロボットが探査機「はやぶさ2」から離れ、小惑星「りゅうぐう」に着陸したと発表した。JAXAが投下した後、ドイツの機関が着陸を確認した。カメラや顕微鏡など4種類の観測機器を搭載し、地表で水分や有機物の存在を探る。

10月下旬に控えるはやぶさ2の着陸に先立ち、水分や有機物の有無が判明する可能性もあるという。生命の謎に迫る痕跡が見つかるかどうか期待が膨らんできた。

探査ロボット「MASCOT(マスコット)」は、ドイツ航空宇宙センターとフランス国立宇宙研究センターが共同で製作した。幅が約30センチ、高さが約20センチ、重さが約10キロ。9月に着陸に成功した日本の探査ロボットの約1キログラムより大きく、磁場や表面温度も測れる高性能の観測機器が特徴だ。

観測機器の一つの「分光顕微鏡」は、水分子が一部の波長の光を吸収する性質を利用し、水分を含む鉱物などがあるかどうかを調べる。一度だけ跳びはね、場所を変えて観測を続ける。

津田雄一プロジェクトマネージャは「探査ロボットの着陸に2回連続で成功し、大きな自信になった。国際チームでもあり、成功して一安心という気持ちだ。りゅうぐうの地形はでこぼこだが、はやぶさ2の着陸に向けて着実に運用を進めたい」と語った。

探査ロボットは太陽電池を載せていないが、内蔵電池でりゅうぐうに太陽光が当たらない夜の時間帯も探査できる。電池の寿命が尽きる約16時間以内に貴重な発見を目指す。

はやぶさ2は2019年末までりゅうぐうにとどまり、10月下旬から3度の着陸で岩石を採取する。20年末に地球へ持ち帰る予定だ。

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