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シャープが有機EL搭載スマホ パネルを自社生産

シャープは自社製有機ELを搭載した初のスマホ「アクオス・ゼロ」を発表した(3日、東京・港)

シャープは3日、自社生産した有機ELパネルを搭載したスマートフォン(スマホ)を今冬から発売すると発表した。有機ELパネル製のスマホは同社としては初めて。シャープは液晶パネルより軽量な有機ELの特徴を生かすとともに、構造部も工夫して、競合他社の同サイズの製品に比べ3割近く軽くし、差異化する。

2018年冬モデルの旗艦製品として有機ELを初搭載した「アクオス・ゼロ」を投入する。シャープは数百億円を投じて堺事業所(堺市)などに有機ELの生産ラインを立ち上げ、今夏から量産に着手していた。国内ではジャパンディスプレイ(JDI)グループも有機ELパネルを手がけているが、国産の有機ELパネルがスマホ向けに使われるのは初めて。

有機ELパネルのスマホへの採用では米アップルや韓国サムスン電子が先行している。ソニーも今秋以降、海外製の有機ELパネルを採用したスマホを発売する予定。

ゼロは構造部に一般的なアルミニウムではなく、軽量のマグネシウムを使ったことに加え、背面には鉄の5倍の強度があるとされるアラミド繊維を採用した。重量は146グラムと6インチ以上のディスプレーを搭載した競合のスマホよりも約50グラム、軽量化したという。今夏に発売した液晶パネル搭載の「アクオス R2」と並ぶ旗艦モデルとして販売する。

シャープは同日、低価格モデル「アクオス センス2」も発表した。昨年発売した前モデルは累計200万台を販売するヒット商品となった。

シャープは基本ソフト(OS)にアンドロイドを搭載したスマホ市場では国内首位で25%程度のシェアを握る。今後は従来型の携帯電話からの切り替え需要に加え、法人向け市場も開拓してさらにシェアを高める。

同日の記者会見で通信事業本部の中野吉朗本部長は「20年には(アンドロイドのなかで)40%以上にシェアを引き上げ、ダントツのナンバーワンを目指す」との意気込みを語った。

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