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野菜、台風の塩害で値上がりも 関東・東海の沿岸産地

列島を縦断した台風24号による塩害で、野菜が値上がりする懸念が広がってきた。北海道、東北といった現在の野菜主産地では被害は少ないものの、冬期に主産地となる関東、東海地方の太平洋側で塩害などの被害が続出した。塩害は畑の土壌の悪化など長期的に農産物の生育に影響を与える場合がある。冬場に向けて野菜の値上がり要因になるかもしれない。

東京・大田の青果卸には「千葉、愛知などの沿岸の産地から被害の報告が寄せられた」。全国各地で栽培ハウスなどの施設に倒壊や損傷の被害がみられたほか、強風で海水が沿岸部に近い田畑まで吹き付け、塩害が発生した。産地では「塩害でキャベツの葉が黒くなるなどの被害もあった」(JA愛知みなみ)。

塩害による影響の長期化を懸念する声もある。農林水産省の担当者は「塩害が起きると、野菜が枯れたり土壌が悪化したりする」と話す。被害にあったのは関東や東海地方といった冬期の野菜産地。これから迎える冬期にかけて、野菜が値上がりする懸念がある。

一部店頭では、既に野菜の価格に波及してきた。都内のスーパー、アキダイ(東京・練馬)ではホウレンソウが1袋160円前後。前週に比べて3~4割高い。秋葉弘道社長は「葉物野菜を中心に高い。今後、さらに値上がりするかもしれない」と話す。

農水省が3日発表した食品価格動向調査(9月24~26日、全国平均)によると、対象の野菜4品目のうちトマト、キュウリの小売価格が平年(過去5年平均)と比べ高かった。トマトは1キロ913円と平年比で22%高く、キュウリは1キロ734円と8%高い。キャベツは1キロ152円と15%安く、レタスは1キロ561円と10%安かった。

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