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資生堂、ストレス臭の原因物質特定 ケア商品に応用

資生堂は2日、ストレスが原因で発生する皮膚ガス中の臭い成分を特定したと発表した。この成分の臭いを抑制する技術も合わせて開発した。制汗剤など体臭をケアする日用品の国内市場が成長を続けるなか、今回の基礎研究の成果を生かし、2019年春以降、「ストレス臭」を防ぐ商品の発売を目指すという。

心理的ストレスを与えた30~40代女性40人の皮膚ガスを採取。臭気判定士が調べた結果、共通の硫黄化合物系の臭いがすることを確認した。ジメチルトリスルフィド(DMTS)とアリルメルカプタン(AM)を主成分とする物質で「STチオジメタン」と名付けた。

心理的ストレスを感じる本人が、自ら発生させるSTチオジメタンを嗅いだ場合、疲労や混乱を感じ、緊張や抑鬱の原因になるという。同物質を特殊な化学成分で包み込み、臭いを感じにくくする「STアンセンティッド技術」も開発した。商品化の詳細は不明だが、スプレーなどが有望とみられる。

資生堂は1999年、「加齢臭」の原因となる成分「ノネナール」を特定するなど臭いに関する基礎研究の蓄積が豊富。制汗剤などの商品化に生かしている。

体臭をケアするデオドラント商品の18年の国内市場は15年比7%増の321億円に達する見通し。スプレーやクリーム、スティックなど多彩な剤形が登場し、今後も市場の拡大が見込まれる。

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