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サムスンのバイオ医薬生産、世界最大級に 新工場完成

【ソウル=山田健一】バイオ医薬品受託製造大手のサムスンバイオロジクスはソウル郊外の仁川市に第3工場を完成させたと発表した。投資額は8500億ウォン(約850億円)で、医薬品の生産能力は従来比2倍の36万リットルに増えた。サムスンはスイスのロンザやドイツのベーリンガーインゲルハイムを抜いて「生産能力では世界最大になった」としている。

第3工場の生産能力はバイオ医薬品を製造するタンク容量ベースで18万リットル。第1工場と第2工場を合わせた生産能力(18万リットル)と同じ規模がある。新工場が欧米の関係当局の基準を満たすことを検証する試験運転を近く開始し、2年後に本格稼働させる計画だ。

サムスンバイオは9月時点で、世界の24の製薬会社と33の医薬品について受託製造契約を結んでいる。2018年4~6月期の売上高は1254億ウォンと前年同期比98%増えた。バイオ医薬品は抗がん剤をはじめ最新の医薬品の主流になっており、一段の成長を見込む。

サムスンバイオの株式はサムスングループのサムスン物産が43%、サムスン電子が31%を握る。サムスン電子はバイオ医薬を4つある重点成長領域の1つに掲げ、主力の半導体事業で培ったクリーンルームの運営ノウハウを応用して医薬品受託製造事業の育成に力を注いでいる。

一方、韓国金融当局は5月にサムスンバイオの15年の会計処理に対して粉飾会計疑惑を提起。7月に同社が投資家に公表すべき重大な契約事項を意図的に隠したと認定し、追加調査の方針を示した。ただ、その後は当局から説明が無く、韓国市場では同社が上場廃止になる可能性は低いとの見方が強まっている。

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