ホンダ、AWSでコンテナ活用 つながる車次世代基盤

2018/10/2 13:01
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ホンダは、自動車向けコネクテッド(つながる)サービスの次世代基盤で、「コンテナ」と呼ぶ仮想化技術を活用する方針を明らかにした。アマゾン ウェブ サービス ジャパンが2018年9月28日に開催したイベントで、ホンダIT本部コネクテッド開発部の竹原洋三氏が述べた。コネクテッドサービスの継続的な開発や配備をしやすい環境を目指す。

ホンダIT本部コネクテッド開発部の竹原洋三氏

ホンダIT本部コネクテッド開発部の竹原洋三氏

ホンダは国内では「インターナビ」、米国では「アキュラリンク」などの名称で、自動車向けコネクテッドサービスを提供している。そのグローバル基盤としてクラウドのアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の採用を決め、13年に移行した。当初はホンダのオンプレミス(自社所有)環境にあったアプリケーションを仮想サーバー「Amazon EC2」に移植する形態だった。

モバイル端末向けのサービスを拡充した15年にはオートスケーリングに対応させ、16年に稼働している第3世代の基盤ではAWSのマネージドサービスを活用する構成に移行している。大量データの保存にクラウドストレージサービス「S3」、車両データの取得にデータストリーミングサービス「Kinesis」、複数のサービス間を疎結合にするためメッセージキューイングサービス「SQS」を利用した。ホンダはマネージドサービスの利用によって可用性が向上したと評価している。

開発中の次世代基盤では、運用負荷の軽減や、コネクテッドサービスを継続的に更新しやすい環境の構築を目指す。検証環境から本番環境への展開や別の地域への展開も容易にする。サーバーレスコンピューティングの「Lambda」やDockerコンテナ管理サービス「ECS」を活用する。車両などから集めたデータを処理するアプリケーションをマイクロサービスにして、コンテナで実行する。

ホンダはAWSのサービスやツールを積極的に活用する方針で、リソースの構築を自動化する「CloudFormation」なども新たに採用する。AWSが18年7月から東京リージョンで提供を始めたコンテナ起動サービス「Fargate」の採用もこのほど決定したという。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 竹居智久)

[日経 xTECH 2018年10月1日掲載]

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