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本庶氏にノーベル賞 患者団体「救世主」「研究に期待」

(更新)

2018年のノーベル生理学・医学賞に1日、京都大の本庶佑特別教授の受賞が決まった。本庶氏の研究に着目して作られたがん免疫薬「オプジーボ」の登場は、肺がんや皮膚がんなどで治療の選択肢が限られた深刻な状況の患者に希望を与えている。患者団体からは「受賞を機にさらに研究を進めてほしい」との声が上がる。

2016年11月、第32回京都賞を受賞した本庶佑・京都大特別教授(中央)=共同

「本庶さんは我々の救世主」。全国の肺がん患者団体をとりまとめる「日本肺がん患者連絡会」(横浜市)の長谷川一男代表は本庶氏の受賞を我が事のように喜ぶ。

治療の選択肢が限られた患者が、オプジーボの使用後、元気に仕事に復帰した人もいるという。「まだ効果が表れない患者のためにも、受賞がさらに研究が進むきっかけになってほしい」と願っている。

オプジーボの製造販売が世界で初めて承認され、保険適用されたのが、予後が悪いとされる皮膚がんの一種、悪性黒色腫(メラノーマ)向けだ。

患者数が少ないメラノーマは新薬開発がなかなか進まず「抗がん剤が効かないがん」とされてきたが、オプジーボの登場で状況は一変した。約20年ぶりとなるメラノーマを対象にした比較的少人数の臨床試験(フェーズ2)で有効性や安全性が確認され、2014年に保険診療が認められた。

オプジーボは他のがんにも効果があるとされ、現在臨床試験が進む。メラノーマでは有効性などを確認する臨床試験後、7カ月という異例の早さで国に承認された。

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