2019年3月22日(金)

BMW新車を定額制で貸し出し 「ガリバー」運営会社

2018/10/1 16:13
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中古車販売大手のIDOM(旧ガリバーインターナショナル)は1日、独BMW日本法人(東京・千代田)と連携し、月払いの定額料金で車両を貸し出すサービス「NOREL(ノレル)」を拡充すると発表した。新しいプランでは最も安いプランで月額税別7万9800円からBMW・MINIの新車に乗れる。これまでは中古車を貸し出してきたが、初めて新車を貸し出す。

新サービスを発表するIDOMの羽鳥社長(1日、東京都千代田区)

同日から始めた新車のサービスは「サブスクリプション(定額制)」と呼ばれる事業だ。利用者は定額の利用料を支払えば、自分で保有しなくても新車に乗ることができる。BMWを持ったことがない消費者などに利用体験を提供し、将来の購入につなげる狙いだ。

新サービスは沖縄県以外の全国で提供する。車検や定期メンテナンスは不要。最短で5000キロ走るか10カ月間使うと、次のBMWの新車に乗り換えることができる。5カ月目以降の一定期間内に5000キロ走行すると、次の新車に割引価格で乗り換えられる。

IDOMは2016年に中古車を対象に月払い定額の車両貸し出しサービスを始めた。最短90日で次の車に乗り換えられ、最安で月額税別5万9800円から利用できる。車検など維持費がかからず、月ごとに料金を支払う手軽さが好評で首都圏の30代から40代を中心に利用者が広がっていった。現在約3万人の会員が同サービスに登録している。

サブスクリプションは音楽、映画といった様々な分野で始まっている。衣料品でもレナウンがスーツを定額で貸し出すサービスを始めるなど、各社のサービスが拡大。自動車でもスウェーデンのボルボ・カーが20年代半ばに同社がつくる自動車の半数をサブスクリプション型のサービスで提供すると発表するなど関心が高まっている。

利用者が増えるなかで、最新モデルや高級車にも乗りたいという声が多くなっていた。新車にも領域を広げることでユーザーの需要に応え、サブスクリプションを充実する。同日に都内で開いた新サービスの発表会で羽鳥由宇介社長は「ハードルの低いサブスクリプションで、若い人にもBMWに乗ってほしい」と話した。

羽鳥社長は11月にシェアリングサービスにも参入する方針であることも明らかにした。自動車業界では所有から利用に需要が変わるとも指摘されている。羽鳥社長は「変革期にある自動車業界で顧客に一番近い支店でサービスを展開したい」と述べた。中古車販売にとどまらず、自動車を使ったサービス事業を拡大し、消費者との接点を増やす考えだ。

(為広剛、湯沢維久)

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