2019年9月21日(土)

iPhone新機種の売れ行きは前年並み、BCN調べ

2018/10/1 12:00
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日経クロステック

市場調査会社のBCNは2018年9月28日、米アップルのスマートフォン(スマホ)新製品「iPhone XS」と「iPhone XS Max」の発売直後の売れ行きについて、大手家電量販店の実売データを集計し発表した。2017年9月発売の「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」と比べて、ほぼ同程度だったとしている。

2016年9月発売の「iPhone 7」の発売初日における国内販売台数を1とする指数ベースで、各年の実売データを発表した。発売初日のiPhone 7と「iPhone 7 Plus」の国内販売台数は合わせて1.10。2017年9月発売のiPhone 8/8 Plusの販売台数は合わせて0.69、今回のiPhone XS/XS Maxの販売台数は合わせて0.72と前年をわずかに上回った。

iPhone各製品の発売初日~10日目の累計販売台数指数(出所:BCNの資料を基に日経 xTECH作成)

iPhone各製品の発売初日~10日目の累計販売台数指数(出所:BCNの資料を基に日経 xTECH作成)

発売5日目までの累計販売台数では、iPhone 7/7 Plusが3.53、iPhone 8/8 Plusは2.45、iPhone XS/XS Maxが2.47で、これも小幅ながら前年超えを記録した。

今後の焦点は2018年10月に発売を予定するiPhone XSの低価格版「iPhone XR」の売れ行きとなる。2017年11月発売のiPhone Xは発売初日に1.05を記録し、同年9月発売のiPhone 8/8 Plusの合計である0.69を大幅に上回った。しかしその後は生産が追いつかず、5日目までの累計販売台数は1.90にとどまっている。

BCNの森英二アナリストは「iPhone XS/XS Maxは一世代前のiPhone 8/8 Plusとほぼ同等の販売台数となり、初動は何とか格好がついた状態だ」としながらも、「スマホの販売補助に対する締め付けが厳しくなり、価格面におけるiPhoneの優位性は崩れている」と指摘。iPhone SEの後継機となるような低価格モデルの投入を検討しなければ、アップルのシェアは今後さらに後退するだろう」と懸念を示している。

BCNの統計は全国の主要家電量販店・ECサイト23社のPOSデータを基に集計している。NTTドコモKDDI(au)、ソフトバンクなど通信事業者のショップやアップルの直営店などでの売り上げは含まれていない。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 金子寛人)

[日経 xTECH 2018年9月28日掲載]

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