間に合わなかった… 東海道新幹線運休で東京駅混乱
「明日は仕事」「これから面接なのに」

2018/9/30 12:39
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東海道新幹線は30日、台風24号の接近に伴い午前中から順次運転を取りやめる計画運休を実施した。東京駅(東京・千代田)の新幹線乗り場は押し寄せた人で大混乱。乗車予定だった人々は計画の変更を余儀なくされた。新大阪方面からの乗客も激しい混雑に、疲労の色を見せた。

台風24号の影響で、新幹線の一部運休を知らせる案内(30日、JR東京駅)

台風24号の影響で、新幹線の一部運休を知らせる案内(30日、JR東京駅)

「午前中なら大丈夫かと思ったが、間に合わなかった」。京都府長岡京市の女性会社員(31)は顔をしかめたまま、三島駅終点のこだましか表示されていない電光掲示板をぼうぜんと見つめていた。「明日は仕事。朝一の列車で帰りたいが、始発からダイヤ通りに動くかもわからないなんて」と途方にくれた。

午前11時ごろ、案内所や改札には運行状況を尋ねる人が押し寄せ、切符の窓口には払い戻しや切符の変更を求める人で長蛇の列ができた。海外出張から成田空港着で帰国した大阪府枚方市の会社員、下地達朗さん(34)は「ダメ元で改札前まで来てみたが、やはり動かないか」とため息。スマートフォンで新大阪駅まで帰る手段を探していたが、「今日はホテルに一泊するしかなさそうだ。安全のための運休なら仕方がない」と諦めた。

午前中の新幹線は運休前に移動しようとする人で混雑。東京都青梅市の会社員、清水孝太郎さん(33)も「今朝計画運休を知り、急いで名古屋駅から乗った」と話す。

東京駅の駅員によると、乗車率が100%を超える列車もあったという。就職活動の面接のためにのぞみ号で京都から来たという京都市西京区の男子学生(25)は、「新大阪の発車時点で満席というアナウンスを聞いた」。のぞみの指定席を取れず、デッキで2時間以上立ち続けた。「これから面接なのに……しんどかったです」と息をついた。

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