中国景況感2年ぶり低水準、貿易戦争が影 9月
PMI50.8

2018/9/30 10:37
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【北京=原田逸策】中国国家統計局が30日発表した2018年9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月より0.5ポイント低い50.8だった。好不調の節目となる50は26カ月連続で上回ったものの、春節(旧正月)休暇の影響で統計がふれやすい1~3月を除くと16年9月以来2年ぶりの低水準。米国との貿易戦争の影響で輸出入関連の指標悪化が目立った。

PMIは製造業3000社のアンケート調査から算出し、生産や新規受注が50を上回れば拡大、下回れば縮小を示す。

生産は前月比0.3ポイント低い53.0。50は上回ったが、実質的に2年ぶり低水準だった。新規受注は同0.2ポイント低い52.0で同じく実質2年ぶりの低水準にとどまった。

背景にあるのは米国との貿易戦争。米国は7~9月に計2500億ドル(約28兆円)分の中国製品に25%の追加関税をかけた。輸出に限った新規受注は前月比1.4ポイント低い48.0と大幅に悪化、輸入も同0.6ポイント低い48.5に下がった。輸出減が新規受注の落ち込みにつながり、生産を下押しする構図がうかがえる。

気がかりなのは雇用に波及する兆しがあること。従業員の指標は前月比1.1ポイント低い48.3だった。輸出低迷で民間企業の倒産が相次いでいることが背景にありそうだ。

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