中部電力と新電力のLooopが資本業務提携

2018/9/28 17:48
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中部電力は28日、新電力のLooop(ループ、東京・台東)と資本業務提携したと発表した。ループが実施した第三者割当増資を引き受け、10.25%を出資した。政府の固定価格買い取り制度(FIT)の対象から外れる太陽光パネルの余剰電力の買い取りや自家消費向けの太陽光パネル販売で、国の保護政策に依存しない再生可能エネルギー普及を目指す。

資本業務提携を発表した中部電力の大谷真哉執行役員(左)とLooopの中村創一郎社長(東京都千代田区)

同日に開いた記者会見で中部電の大谷真哉執行役員は「大規模集中型の発電システムの基盤が分散型電源の普及で変わるなかで、太陽光に強みをもつループと組んで再生エネ普及に取り組んでいく」と話した。両社は共同での再生エネ発電所の建設も検討していく。

中部電が出資したループは2011年に設立され、国内で2千カ所以上の太陽光発電所の設置を手掛けている。電力小売りは約13万件の契約を持つ。今回の提携を受け、都市ガス小売りへの参入を検討する。

中部電は東京電力ホールディングス管内の高圧電力で、ループを取次事業者にしていた。提携に向けた協議は半年前に始めたという。中部電とループは人材交流を進め、相対での電力卸も検討していく。

日本では消費者が電力料金の一部として負担する再生エネの賦課金が年間2兆円に達する。ループの中村創一郎社長は会見で「脱FITの太陽光発電が、火力や原子力発電に(コスト面で)勝てることを証明したい」と意気込みを語った。

(藤岡昂)

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