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命守るストッキング好評 防げ!エコノミー症候群

避難所や車中泊で不自由な生活を強いられる被災者をエコノミークラス症候群から守ろうと、北海道地震の被災地では、はくだけで血行がよくなり、予防効果がある医療用の弾性ストッキングが配られている。「調子がいい」。男女を問わず評判は上々だ。

避難所で医療用弾性ストッキングをはく男性(26日、北海道安平町)=共同

同じ姿勢を続けていると静脈に血栓ができ、血液に乗って肺の血管を詰まらせると、呼吸困難や突然死を招くエコノミークラス症候群。予防には適度な運動が有効とされるが、避難所では体を動かそうにも限界がある。

スイスの大手メーカーの日本法人「ベノサンジャパン」(東京)によると、弾性ストッキングは足首付近にかかる圧力が最も強く、上に向かって段階的に弱まり、心臓方向に血液を流れやすくする。入院患者の予防のために用いられてきた。

同社は、2年前の熊本地震で車中泊をしている被災者に提供。最近では、避難所として使われる公共施設で備蓄する動きが広がっているという。

厚生労働省によると、7月の西日本豪雨では、被害が大きかった岡山県倉敷市に5千足が提供された。北海道地震では道の要請で手配し、厚真町に200足、安平町とむかわ町には100足ずつ届けられている。

安平町の米倉利喜さん(87)は「避難所生活は運動不足になりがち。締め付け過ぎずちょうどいい。しばらく続けようかな」と気に入った様子。むかわ町の避難所で愛用している女性(77)は「毎日着けていて調子がいい。ストッキングをはくなんて、遠い昔以来ね」とほほ笑んでみせた。〔共同〕

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